● 日本発達心理学会@北海道で話題提供をさせていただいてきました★
こんにちは。
赤ちゃんの眠り研究所の清水悦子です^^
今日は珍しく、大学院+研究のお話。
昨年度、東京大学の教育学研究科で、「発達保育実践政策学センター」(通称:Cedep セデップ)という、保育について考えるセンターが立ち上がりました。
私もその、東大の教育学研究科の博士課程の学生。
そして、昨年度立ち上がったセンターから助成を受けて、母子の生体リズムと心理状態の研究を進めさせていただきました。
今回、そのセンター主催の自主シンポジウムが、日本発達心理学会で開催され、その話題提供者として、15分ほどお話させていただいてきました!!
会場は、北海道大学♪
これまで本当にごくわずかですが、学会発表をさせていただきましたが、シンポジウム形式(話題提供者+指定討論者)での話題提供は初めて。
何度も受講側としてはこういった形態のものを見ていたはずですが、実際、発表する側にまわると、いかに経験のある先生方がすばらしく、頭が切れるか、感動して帰ってきました!!
指定討論を担当する先生方は、その分野の研究にも精通しており、非常に名の通った方が選ばれるわけですが、
長年の知の蓄積と、今聞いたことを、瞬時に頭の中でまとめ、的確なコメントや質問を返す、その能力。
あまりに驚いたのと、また、これまで自分がいかにポケーッと学会に参加していたかを思い知らされました><
それはさておき、私の発表内容ですが、「子どもの睡眠発達からみた保育者の専門性」ということでお話をさせていただきました。
他の話題提供者3名は、しっかりと自分の研究をベースにした報告だったのですが、私は保育の始まる前の母子を対象として研究をすすめており、「保育」に特化した発表ができず、
考えあぐねた結果、博士課程での研究を少し紹介+赤ちゃんの眠り研究所の活動で聞こえてくるママや保育士さんの現場の声を紹介させていただき、問題提起をさせていただくかたちをとりました。
内容の主なものは、いかに、保育士養成の中で、子どもの睡眠を学ぶ機会がないか、また、年長児のお昼寝の要・不要について。
保育現場では、「寝かせたい保育士 vs 寝ない子ども」さらに、「就寝時刻の遅さを親のせいにする保育士」 vs 「就寝時刻の遅さを保育園のお昼寝のせいにする親」 バトルが繰り広げられており、日ごろ講座をさせていただく中でも、保育園ママからの相談が非常に多い内容になっています。
一部には3歳以降はお昼寝をしない園や、お昼寝の時間だけ4,5歳児をまとめて、一方の部屋はお昼寝部屋、もう一方は起きている子の部屋といった工夫をしながら、個別性に対応している園もあります。
こういった園や保育士さんの各園児への対応や工夫は、睡眠発達を知っているか否かで、大きく異なってくるでしょう。
乳幼児の睡眠発達は、発達の面でも個別性が高く、また、各家庭の事情によっても柔軟な対応が必要になってくる部分です。
保育研究や保育の現場では、「お昼寝をするのが当たり前」という風潮があって、研究自体も少ない上、そこに疑問を感じないままに保育を行っている園もまだまだあります。
いずれ、Cedepのホームページから、今回の発表内容のスライドが見られるようになるそうですので、保育に関係している皆さまに見ていただけたら嬉しいです。
今後、このCedep(発達保育実践政策学センター)は、日本の保育の質の改善にとって非常に大きな役割を担っていくだろうと感じます。
何せ、センターの名前が、国の「政策」にも口を出すぜ!と宣言してますし^^; スゴイ!
私はセンターの中の人間ではありませんが、本当に期待しています!
がんばれ! Cedep!!
にしても、北海道、寒かった~~~T T
4月29日に現地入りしましたが、30日には季節外れのあられも降ってきて、私にとっては真冬でした~><
最終日の5月1日は晴れて気持ちのよいお天気に♪
えんちゃん(小3)も一緒に行って、いい思い出になりました★
(広~い北海道大学のポプラ並木の下、コロコロを押してくれています♪)
好評発売中♪
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